木嶋佳苗について調べてみて、思ったこと

3件の殺人を含む、詐欺・詐欺など計10件の容疑で起訴・死刑判決の出た木嶋佳苗はなぜそれほどまでにモテたのかがふと気になったため、調べた感想を書く。

 

ここまでこの事件を有名にさせた"結婚詐欺師"としての木嶋佳苗のその容姿については、周知であると思うため、あえて割愛する。

ただ、特にその声、そして肌、仕草に関して非常に魅力的であるとの評価が多数あることは一応触れておく。

 

 

まずはじめに、死刑判決こそ出ているものの、この裁判には物的証拠がなく、状況証拠のみで進められた点、「死人に口なし」で、木嶋が語るエピソードがどこまで本当であるかわからない点など、いくつかの疑問は確かにある。そもそも木嶋は”詐欺師”なのだからなおさらだ。

しかしながら、1億円以上を、彼女が貢がせていたこことは確かに目を見張るものがあり、(被害者にならないように)学べるものがあると感じた。

 

まず思うところとして、大変恐縮ながら、木嶋に多額のお金を貢いだ男性は、高齢であったり、女性経験や、そもそも対人関係がうまくいってない印象を受ける人が多い。

殺された(とされる)ある男性は、かばんを持たず、紙袋で生活するほどの節約家だった。また、女性経験も少ないようであったが、そんな男性ですら、木嶋に470万円以上も援助している。

 

木嶋自信の書いた彼女の紹介文を見ると、献身的に尽くしてくれそうな、そんな印象を受ける。婚活サイトでは、積極的に介護や補助、尽くす姿勢を見せ、手作りの豪華な食事や性交渉ですら堂々と匂わせる。そして、資金の援助のことも。

彼女は高校時代、ボランテイアサークルで部長も務めており、若いうちから様々な男性と接する機会が多かったのかもしれない。そうした経験が、男性を手玉にとることができた要因の一つとして生きている?ちなみに彼女は高校時代から複数補導・逮捕歴などがあり、(しかも学生の時のおふざけのレベルとは少し離れている)そうした点も今の彼女を形作る要因として挙げられるかもしれない。

 

また、彼女が一般と変わった感覚を持っていると語られていた。例えば、面白かったのは、とある日、リサイクルショップで面接を受けて採用された彼女は、月20万の条件で雇われる。それを聞いた彼女は、月20万円であれば、週1回ほどの勤務だろうと勘違いして、勤務2日目に欠勤している。すごい..

この話には続きがあって、その話を聞いた社長は、それでもいいから来なさいとやはり月20万円を木嶋に支払い、(?)

「それだと生活費が足りない」と木嶋が言うと、更に30万円を毎月渡すようになる。(??)

最終的に、この男性は木嶋に1億円以上も渡しており、(*^^*)

彼は、木嶋の最大のパトロンになったと考えられている。

 

 

話は変わるが、恋愛に関して、齢30を過ぎた女性はうまいこと現実との折り合いをつけていくという。(理想だけでは生きられないということへの気付き?)

女性蔑視ではない。むしろ、木嶋佳苗の事件を調べていると、「理想の女性像」や現実とかけ離れたロマンを追い求めているのは男性側のような気がしてくる。(下品な話で申し訳ないが、木嶋とホテルに行った男性が「ゴムなしでいい」と言われて、より彼女に惹かれていったようなエピソードをみてそう思った。)

 

「デブでブスな女に騙されるなんて、男も普通ではないのだろう。」と思われる方も中にはいるかも知れないが、私には正直、彼女のような女性には騙されっこないと言い切れる自信がない。

現実と折り合いをつけるべきで、いつまでも妄想のようなことを考えていてはだめだ!と思う。

私と同じような気づきをしたのだろうか?婚活サイトで木嶋からメールをもらった男性は、木嶋にこう聞いている。「佳苗さんが探しているパートナーとはどんな人なのか、(略)なぜ私が選ばれたのか。私は特別にお金持ちでもないし、何が心に留まったのかを教えて下さい」と。

これに対して木嶋は、「人を気にいるとか、好印象を持つことに言葉にできる理由を見つけるほうが難しいのではないでしょうか」と答えている。

木嶋佳苗、おそるべし。。。

 

一応木嶋佳苗・著の「礼賛」も一通り目を通したが、

これ、、

書いてあることは多分ほとんどウソだと思われる。

裁判で語られなかった新情報とか、被害者の方への謝罪(まじで一言もない)、逆に無実を主張するようなことはほとんど書かれていない。

そのほとんどは、証明しようがない彼女自身の記憶の追体験である。どれだけいろいろな男性に愛されていたかとか、高級なホテルに泊まった、とか。

裁判で、彼女がネットオークションで、高級ブランドや高級ホテルの非売品グッズをいくつも購入していたことが明らかになっている。そしてそれをあたかも実際に貰ったものであるかのようにブログで公開している。そんな彼女の記憶を語っても、説得力は薄い。

 

ただ、一部だけ気になるところがあったので、抜粋して、締めさせていただく。

(ただし、これもおそらく木嶋オリジナルでなくどこかから引用したのだろう。)

 

「とてつもなく稼ぐ人たちと接して感じたことは、(略)成功を収めた人たちは、自分の中に体験や、知識、データを蓄積し、真剣に自分の仕事と向き合い考えている。彼らはチャレンジを繰り返し、失敗や挫折も経験し、山あり谷ありの人生から形造られた理想や哲学を持っている。」

 

 

https://w.atwiki.jp/matome3435/pages/43.html

https://w.atwiki.jp/matome3435/pages/151.html