タルマ・ローベル「赤を身につけるとなぜもてるのか?」を読んだ

この本、

タイトル的に恋愛系の話を多く書いている心理学の本かな?と思ったけど、

恋愛の話はそこまで多くなかった。(1/3くらい?)

 

大学で行われたような実験をもとに、色々の心理学的な興味深いトピックを展開していくのだけれど、

まーえらく内容がわかりやすい。

しかも各章末にはその章のまとめまで書いてあるという丁寧さ。

 

興味深いトピックとは。

例えば、

温かいもの・柔らかいものを触ったり、そういう環境にいると、

人間的にも温かみを感じる。

履歴書が重いと、評価も良くなる傾向がある。

などなど。

 

外部環境(温度や明るさ、色など)によってどのような印象を無意識に人は受け、どのような行動傾向が表れるか。

またその逆に、ある行動をとった後に人がとりがちな行動(例.手を洗う)などが書いてある。

 

身長と職業の地位には強い相関が見られるそうだ。

持っているコーヒーカップのサイズでさえ影響するというのだから驚きだ。

 

さいごに。

どーでもいいんだけど、

このタイトル「赤を身につけるとなぜもてるのか?」はどうなのかな、、

本文でのこの答えは「実験したらそうだったから」でしかないような気がする。

まあ、このほうが売れると判断してだと思うけど、本に書いてあるほかもろもろのことが、このタイトルだと全然触れられていない。

「赤」に関する話以外の方が興味深かった自分としては、このタイトルでは少しもったいない気がする。